09年2月議会報告 西松建設の裏金問題で真相究明を
2月議会の冒頭、ショッキングな事件がおきました。
村井知事の衆議院時代の公設第一秘書で、任期付き職員として部長待遇であった右近参事が、西松建設の裏金献金問題にかかわって、東京地検特捜部から3日間の事情聴取を受けたあと突然自殺してしまったのです。
いまやこの問題は民主党小沢党首の秘書が政治資金規正法違反で起訴される事件に発展し、西松建設のダミー団体を通じて政治家に4億円を超える違法献金がされた疑いが濃厚になる一大政治事件になっています。西松関係者の話によると県知事選の前後に村井知事関係者に1000万円が渡されたとしています。さらに衆議院議員時代にダミー団体である「新政治問題研究会」に20万円のパーテイ券を買ってもらったことも収支報告書に記載されています。
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議長へ「真相究明を」と申し入れしているところ |
この問題で党県議団は知事に県民に対する説明責任を果たすべきと迫りましたが、知事は「何があったのか一切わからない。自分に掛けられた嫌疑をどう晴らしていいかわからない」と無責任な態度に終始。議会にたいしては議会運営委員会で私が、各派代表者会議で石坂県議が、総務委員会で小林県議が真相究明のために「集中審議」や「特別委員会の設置を」と重ねて求めましたが知事与党的な4会派や議長は「必要ない。検察の捜査を見守る」と拒否。いったい何があったのか、真相は依然闇の中です。「あの事件はもううやむやになってしまうのか。」県民から議会不信の声があがっています。田中知事時代は100条委員会まで作って血道を上げたのに、このままでは議会への信頼が損なわれます。
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