春暖の候とはいえ、経済の冷え込みが気になるところです。
先月、経済企画庁が発表した国内総生産(GDP)の成長率は、小渕内閣が、実質プラス0.6%としていたにもかかわらず、実質で前期に比べ1.4%減、年率換算で5.5%減と二期連続マイナス成長になりました。アメリカの基準からすれば「景気後退」と判定される深刻な事態です。GDPの約60%を占める個人消費の伸び率が1.6%減となっており、その落ち込みが原因といわれています。景気を回復するためには、国民の暮らしや社会保障に思い切って予算を回すことが必要です。しかし、小渕・自自公政権は、「景気回復最優先」を口実にして、大手ゼネコンや大企業・大銀行へのばらまきを続けてきました。これでは景気はよくなりません。国会では、「景気は気から、花咲かじいさんのように景気の気をふりまいてほしい」(参院自民党幹事長)、との注文に、堺屋長官は、「9月ごろからは本格的に回復基調となって、2001年度には新たな成長の時代に・・・」と応じ、無責任な発言がされています。今年は総選挙の年です。選挙の時期について、桜、牡丹、向日葵、菊等取りざたされていますが、解散・総選挙で一日も早く政治を転換し、景気の回復を図りたいものです。
今度は、「木島」を小選挙区から、と所員一同燃えていますのでよろしくお願いします。 |