10月15日に行われた長野県知事選挙では、残念ながら中野さなえさんは当選できませんでしたが、吉村県政の継続を目指した池田典隆前副知事が破れ、田中康夫新知事が誕生しました。
「県政を変えたい」という人が県民の九割を超えているもとで行われた今回の選挙は、40年間にわたって続いた大型開発優先、利益誘導の県政に厳しい審判を下したことで、長野県民の良識が示された選挙だったと思います。
中野さなえさんは選挙中、「税金の使い方を変えて、無駄で危険な大型公共事業の中止、介護保険の充実、三〇人学級の実現」などを訴え、広く県民の共感を得ることができました。このことは、他の候補へも影響を与え、政策的優位性が示されました。
田中新知事は、浅川ダム、下諏訪ダムなどの事業について「住民の反対運動などがあり懸案となっている事業はすべていったんゼロに戻す」と表明しています。 白紙から中止に追い込む運動と同時に、県民の要求実現のためにがんばっていきます。 |