しらかば 第95号
≪あいさつ≫参議院選での躍進をめざして |
≪コラム(握手)≫ |
≪ピースアクションすわに参加して≫ |
≪たった1人の母親が動かし、そして動いた長野県政≫ |
≪商工ファンド(現SFCG)に勝利≫ |
≪弁護士奮闘記≫ |
≪四選めざして 木島日出夫≫ |
≪毛利栄子の ~県政さわやか報告~≫ |
≪たった1人の母親が動かし、そして動いた長野県政≫ |
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この度、私の離婚事件の依頼者A子さん(27歳)から、嬉しい電話をいただきました。田中知事に手紙を出した返事が来たというのです。ことの発端は、別居している夫さんとの間で、小さなお子さんを二人抱えながら離婚問題の調停・裁判をしているA子さんが、より生活費を節約したいとの思いから県営住宅への入居を申し込もうとしたところ、県の担当者からA子さんが子どもと共に入居することの証明のため、現にA子さんが子どもを抱えて生活していることを認める旨の親権についての証明書を係争している相手の夫さんから貰ってくるように言われたことにありました。争っている相手から簡単に貰えるはずがありません。その証明書がもらえずに県営住宅への入居をあきらめなければならなかった人も少なくなかったでしょう。相談を受けた私は、田中知事誕生を契機に変わり始めている長野県のことだから、ひょっとするとこの理不尽なことを改めてくれるかもしれないと思い、「だめでもともと。田中知事に手紙を書いて取り扱いを変えて欲しいと訴えたら」と勧めました。A子さんが早速田中知事に手紙を出したところ、あまり間をおかないうちに、下のような返事が来たのです。
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≪商工ファンド(現SFCG)に勝利≫ |
商工ローン大手の商工ファンド(現SFCG)との裁判で、今年の2月20日、最高裁において、全面勝訴の2つの判決が言渡されました。 |
≪弁護士奮闘記≫ |
昨年のしらかばで、「副会長に就任、ご迷惑をかけるかも」とご挨拶したと思います。つい今しがた、弁護士会の原稿を書き終わり、ほぼお役ご免になったところです。 司法改革の議論の最中に弁護士会の役員になるのですから、大変だろうなとは漠然と考えていましたが、やってみると予想以上にハードでした。全国各地の会議・協議会に出席しただけでなく、弁護士会館のある長野には、約60回も行きましたので、今考えると良く体調を崩さなかったなと思います。 皆さんには、司法改革と言うと、よその世界の話のようで身近なテーマではないかも知れません。しかし、決してそんなことはありません。刑事裁判の「裁判員制度」では皆さんも裁判員になる可能性があるのですから。 退任してホッとしてしまい、しばらくの間、リハビリをしなければ、仲々、前の様に仕事をするのは難しいかも知れません。 (しらかば 2004.3) |
≪四選めざして 木島日出夫≫ |
衆議院選挙・比例代表北陸信越ブロックの日本共産党の候補者として、次回も頑張ることになりました。昨年の総選挙で失った議席を回復するために、全力を尽くす決意です。「しらかば」読者の皆さん、どうかよろしくお願い申しあげます。 総選挙後の情勢ですが、「自民・民主の二大政党による政権交代」をもくろむ財界の思惑どおりには進んでいないというのが、最大の特徴です。 自民・公明の小泉政権は、イラクへの自衛隊の派兵・有事法制・年金改悪・消費税大増税・憲法改悪など、国民の皆さんとの矛盾を深めています。 一方の民主党は、これら悪政に対抗するどころか、これを競い合い、消費税増税では促進役すら演じています。 日本歯科医師会のヤミ献金問題や古賀議員の経歴詐称問題・佐藤前議員の秘書給与詐取事件など、金権腐敗問題では、お互いキズをなめ合っています。 こうした中、「日本共産党、もっとガンバレ」との励ましの声が各地で高まっています。 「6月の参議院選挙での勝利なしに、次期総選挙での勝利なし」 参議院選挙での日本共産党への支持の訴えと、選挙勝利を保障する日本共産党員としんぶん赤旗の拡大のため、北陸信越各地を元気に駆け回っている毎日です。 |
≪毛利栄子の ~県政さわやか報告~≫ |
いまだ議会公用車? 私は県庁に行くときは列車で行っていますが、先日の定例議会開会日もいつものように岡谷駅から列車にのり、途中塩尻で名古屋からくる特急に乗り換えて向かったところ、降りた長野駅で他地区から来ていた議員と一緒になりました。時間に余裕のあるときはたいてい15~20分かけて県庁まで歩いていくか、さもなければ一律100円の市内循環バス「ぐるりん」号か県庁への直通バス(これも100円)に乗っていくのですが、「公用車呼んであるから一緒に乗りませんか」とお誘いをうけました。私は一瞬「はっ?」と思いましたが「あっそうか。議員になって初めて召集されたガイダンスのときにそんなこと聞いたっけ」と思い出しました。でも公用車なんてとんでもないと思っているので、断りました。 おどろきでしょう。いまだ議員用の公用車があるのです。車は現在4台あって原則として職員の勤務時間中、旧長野市内に限定して運用されています。今長野県は累積借金と国の交付税や補助金カットなどで280億円の財源不足となり、財政再建団体一歩手前の厳しい局面に立たされているのに、公用車どころではありません。まだ交通の便の良くない時代の名残でもあり特権意識の象徴のような議員公用車は維持費もかかることですし、いっそやめてしまったらどうでしょうか。「しらかば」読者の皆さんはどうおもわれますか。 |