塚原学園解雇裁判
以前にも紹介しましたが、塚原学園(塚原青雲高校)の先生達は、学園側からの不当な攻撃に対して、闘っているところです。組合攻撃に対しては地方労働委員会で、また、不当な賃金カット(一時は働いていたにもかかわらず賃金ゼロという状態)に対しては裁判で闘って来ました。
ところが、その様な状況下で、学園側は平成15年3月末をもって、組合員である先生達全員を解雇するという暴挙に出ました。直ちに、仮処分の申し立てをしたのですが、裁判所は、整理解雇の要件を充分に検討することもなく、先生達の申し立てを却下するという判断をしてしまいました。全く予想外の判断でした。
そこで、9月1日、先生達の解雇は無効であるとして、本裁判を提起し、10月1日、第1回目の裁判が行なわれました。
仮処分が認められなかったことから、先生達は賃金の支払いを受けられず経済的に大変な状況にあります。しかし、10月1日の裁判後の打ち合わせ会議においても、先生達は「お金だけの問題ではない。この様な不当な解雇を許しておく訳にはいかない。学園の存続・発展のためには、自分達が職場復帰しなければならない。」と言い、全力で裁判に臨む決意を表明しています。
仮処分が認められずに、また、既に学園側が新しい先生達を雇っていることを考えると、この裁判は厳しい闘いになると予想されます。今後とも、物心両面で、皆さんのご協力をお願いします。
(しらかば 2003.10) |